
日々の生活リズムは大切です!
2017.01.22更新
八幡院の旭です。
高校受験、大学受験、国家試験など受験シーズンがやってきましたね!
この時期になると、夜遅くまで勉強して次の日に体調を崩すことも珍しくないと思います。
なぜ?と思う方もいると思いますが、生活のリズムが一番関係しています!
ヒトの体には、ふだん時間などを意識しなくても、朝に目覚め、日中は脳も体も活発に活動し、夜になると体が休息を求め眠りにつくというような、自然に備わっているリズムがあります。
だいたい24時間で繰り返されるこのリズムを「概日リズム」といいます。
生体リズムを調整する役割を担っているのが「体内時計」です。
不規則な生活を送ることで体内時計は簡単に乱れてしまいます。体内時計の乱れに最も影響を受けやすいのが睡眠です。
朝の強い光の情報によって体内時計がリセットされると、その信号により眠りを促す睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が抑制されます。
メラトニンは抑制されてから14時間後ぐらいに再び分泌され始め、メラトニンの分泌量が増えるとその作用で体温が低下し眠くなります。
これが「朝の強い光」と「体内時計」と「睡眠」の正しい関係です。
ところが、夜中に照明やスマホ・テレビの画面の強い光を浴びてしまうと、夜にメラトニンの分泌量が減少することになり、睡眠覚醒リズムが乱れ、不眠の原因となります。
不眠は、肥満、糖尿病、高血圧、脂質異常症が含まれる生活習慣病に悪影響を及ぼし、また、脳卒中や心筋梗塞、命にかかわる病気を引き起こす危険性も高まります。
体内時計の乱れは、睡眠だけではなくホルモンバランスや自律神経の働きのリズムにも影響を及ぼし、食欲や意欲の減退体調不良を引き起こしたり、骨粗しょう症、がん、抑うつの原因になったりすることもあります。
規則正しい生活をすれば健康という点で乱れる心配は低くなります。
体調を良くしてあれば体もスムーズに動きますし、ケガにつながることも減ります。
受験生はこの時期追い込んで勉強をしなければいけませんが、一度生活スタイルを見直して体調管理をすることも合格につながるのでは?